米国カリフォルニア州レッドウッドシティ発(2019年9月10日)―プレミアムコンテンツクリエーター向けデジタルテクノロジー企業であるPubMatic Inc.(本社:米国カリフォルニア、共同創設者兼CEO:Rajeev Goel、以下、PubMatic)、本日、デスクトップ動画、モバイルウェブとアプリ、OTT(オーバー・ザ・トップ)、コネクテッドTV(CTV)をサポートし、業界初のServer-to-Server (S2S)でオムニチャネルのヘッダー入札を提供する、OpenWrapソリューションを開発したことを発表しました。また、Frankly Media がこの新ソリューションを動画およびOTTの商品に用いることも発表しました。ニューヨークに本社を持ちカナダのTSX Venture Exchangeと公に取引を行うFranklyは、メディア企業に対して、全プラットフォームにおける動画コンテンツを作成し、管理/配布し、収益化するための一連のデジタルソリューションを提供しています。

Prebidに基づくOpenWrapは、クロスチャネルのヘッダー入札を運用する際の障害を取り除き、単一の環境の中で全チャネルを管理することを可能にします。それは、パブリッシャーが自社のインベントリ、特に価値の高い動画アセットの収益化を可能にし、また、バイヤーは統合された単一のプラットフォームから、マルチチャネル環境に容易にオーディエンスをターゲティングできるようになります。

現在までのところ、特に動画周りの根本的な課題は、ヘッダー入札を実装するために複数のラッパーソリューションを必要とし、その結果、複雑性が増し非効率なバイイングやレポーティングの課題など透明性における問題が生じていました。単一のオープンソースラッパーソリューションは、透明性、収益化、複数のソリューションの運用における非効率な問題を取り除きこれらの問題を解決します。

パブリッシャーにとって、ワークフローを簡潔化しフィルレートを向上させ、動画の収益化をより簡易に実装できることは、より価値の高い動画コマンドがある場合に特に重要です。複数のフォーマットを用いる質の高い広告にバイヤーがアクセスしバイイングを容易にすることで、パブリッシャーは、バイヤーによりテレビにかける予算をデジタル動画に移行させるよう促す機会を得ます。

また、効率性を高めるため、利用しているプラットフォームの数を削減したいと考えているバイヤーは、包括的なオーディエンスと投資の管理を実現する、一つのソリューションを求めています。OpenWrapは視聴者の特性に合わせてターゲティング可能な全てのフォーマット上で、質の高いオーディエンスとブランドセーフティーな環境へのアクセスをバイヤーに提供します。これにより、バイヤーはリーチとOTS(Opptunity to See:見られる機会)を最大化し、その結果、より効果的なキャンペーンを実現することができます。これは、デジタル広告において、バイヤーからの高い信頼を得ることに役立ちます。

Frankly Mediaの販売SVPであるKevin Webb氏は、以下のように述べています。

「パブリッシャーにとって、より多くの広告を販売し、多くの収入を得ることができ、複雑さを取り除き、透明性のあるワークフローを介してより良いコントロールを行うことを可能にするソリューションは、活気のあるバイヤーサイドを満足させるためには不可欠です。これは、パブリッシャーだけに利益をもたらすのではなく、バイヤーが求めているもの、すなわち、効果的なクロスチャネルのターゲットキャンペーンを成し遂げることをも可能にします。両者にとって、古典的なWin-Winの状況なのです」

PubMaticの動画担当のバイスプレジデントであるJonas Olsenは、以下のように述べています。

「動画広告はデジタル成長の鍵となる原動力です。当社において、プレミアムパブリッシャーからの動画広告におけるプラットフォーム経由での売上は、前年比300%増となっています。広告主は、デジタルが提供できる機会の強みを、特にブランディングに、生かしたいと考えています。広告の進化の障害であったこれまでの複雑さを排除することによって、OpenWrapは、デジタル広告、特に動画広告が、その可能性をフルに発揮できるようにし、クロスチャネルにおいて高品質のインベントリの売買を容易にします」