ガイダンスを上回る売上高および調整後EBITDAを達成
PubMatic AgenticOS上で1,000件以上のAI搭載ディールを展開
AgenticOS上で20以上のAIエージェントを提供し、オペレーションワークフローを数分単位まで短縮
営業活動によるキャッシュフローは1,730万ドルとなり、2025年第1四半期比で11%増加
2026年第1四半期に100万株を買い戻し。これは2026年3月31日時点の完全希薄化後発行済株式総数の2.1%に相当
デジタル広告のパフォーマンスを提供するリーディングAI搭載アドテク企業であるPubMatic, Inc.(Nasdaq: PUBM)は、2026年3月31日締めの第1四半期の業績を発表しました。
PubMaticの共同創設者兼CEOであるRajeev Goelは以下のように述べています。
「当社は非常に好調な第1四半期を達成し、売上高および調整後EBITDAの両方でガイダンスを上回りました。当社のAI機能の導入は引き続き加速しており、現在では20以上のAIエージェントが当社プラットフォーム全体に組み込まれ、完全自律型キャンペーンがグローバルで拡大しています。特に重要なのは、顧客から継続的な利用が進んでいることであり、これはAgenticOSがエコシステムを簡素化し、価値創出のあり方を再定義していることを示しています。
キャンペーンが追加されるたびに、当社のデータ優位性はさらに強化され、測定可能なパフォーマンスを提供するとともに、基盤となる成長を加速させています。AI分野における早期リーダーとして、当社による複数年にわたる投資は、新たな収益源の創出、オペレーティングレバレッジの拡大、そして競争優位性の強化につながっています。」
2026年第1四半期の財務ハイライト:
- 2026年第1四半期の売上高は6,260万ドルとなり、2025年同期は6,380万ドルでした。
- GAAPベースの純損失は1,250万ドル(マージン▲20%)、希薄化後1株当たり損失は0.27ドル。2025年同期は純損失950万ドル(マージン▲15%)、希薄化後1株当たり損失0.20ドル
- 調整後EBITDAは260万ドル(マージン4%)。2025年同期は850万ドル(マージン13%)。
- Non-GAAPベースの純損失は540万ドル、Non-GAAP希薄化後1株当たり損失は0.11ドル。2025年同期は純損失180万ドル、Non-GAAP希薄化後1株当たり損失0.04ドル。
- 営業活動によるキャッシュフローは1,730万ドルとなり、2025年同期の1,560万ドルから増加。2026年3月31日時点の現金および現金同等物は1億4,490万ドル、負債なし。
- 2026年3月31日までに、Class A普通株式1,350万株の買い戻しに総額1億8,990万ドルを使用。2023年株式買戻しプログラムにおける残額は8,510万ドル。
PubMaticのCFOであるSteve Pantelickは以下のように述べています。
「当社の第1四半期業績は、売上高および収益性の両面で予想を上回り、多様化されたプラットフォームの広がりと強みを示す結果となりました。2025年半ばに言及したレガシーDSPを除くと、当社の基盤事業は前年比13%成長し、総売上高の83%を占めました。
また、調整後EBITDAの黒字を40四半期連続で達成しており、これは当社ビジネスモデルの持続性、継続的な生産性向上、そして規律あるコスト管理を示しています。AIはPubMaticにとってますます重要な財務レバーとなっており、収益成長、利益率の拡大、事業全体の効率向上を推進しています。これらの効果は導入拡大とともにさらに積み上がっていきます。
当社は2026年後半に再び2桁成長へ回帰し、それに伴う利益率拡大を見込んでいます。」
事業ハイライト:
AgenticOSの導入拡大が成長を加速
- これまでに1,000件以上のAI搭載ディールが取引され、パブリッシャーに数百万ドル規模の収益をもたらしました。
- 2026年1月のローンチ以降、PubMaticは30件以上の完全自律型エンドツーエンドキャンペーンをグローバルで展開しています。特に注目すべき点として、参加したすべての広告主が追加のAgenticキャンペーンを実施しており、パフォーマンスおよびオペレーション効率の高さを裏付けています。
- PubMaticとUntapped Growth Collectiveは提携し、独立系エージェンシー向けにAgenticOSへの直接アクセスを提供しました。これにより、カスタムバイヤーエージェントがプレミアム在庫、高度なデータ、GPU搭載最適化機能へアクセス可能となります。この統合によりコスト削減とセットアップの高速化を実現し、エンタープライズレベルのAI機能を独立系エージェンシーにも提供します。
- PubMaticとAmnetは、フランスにおいて初のAgentic広告キャンペーンを開始しました。Claude LLMを活用することで手動作業を排除し、クライアントであるINTERBEV向けに、自然言語プロンプトを活用した自律型ワークフローを実現。セットアップ時間を80%削減しました。
- PubMaticとAbovo Maxleadは、オランダにおける初期のAgentic AI広告キャンペーンの一つを開始しました。AbovoのMediavision AIとPubMaticのAgenticOSを統合し、CTV最適化を実施。このキャンペーンによりアクティベーションまでの時間を短縮し、ワーキングメディアへの広告支出比率を向上させました。
主要グローバルコマースメディアパートナーとの連携を拡大
- Walmart Connect Selectと優先サプライパートナーとして統合。キュレーションされた高パフォーマンスCTV在庫を提供することで、バイヤーに対してより高いエンゲージメント、コンバージョン率向上、そして効率的なメディア支出を実現。
- PayPal Adsとの提携を拡大し、PayPal Ads IDを統合。これは認証済みのPayPalおよびVenmoアカウントを基盤とした決定論的IDソリューションであり、広告主向けにマッチ率、クロスデバイス精度、クローズドループアトリビューションを向上。
新たなパートナーシップによりスケールとデータ統合を強化
- Amazon DSPのDynamic Traffic Engine(DTE)との提携を拡大し、取引の両側におけるサプライパスルーティングを最適化。これにより、パブリッシャーには最大10%のCPM向上、広告主にはより効率的なメディア配信を実現。
- Unity LevelPlayをPubMaticのOpenWrap SDKに統合。PubMaticは、3大モバイルメディエーションプラットフォームに対して直接的かつ透明性の高いアクセスを提供しており、SDK在庫全体の90%以上をカバー。
- AdRollと統合。これはPubMaticプラットフォーム上で初めてModel Context Protocol経由で接続されたDSPであり、デマンドサイドとサプライサイド双方のAIエージェントが直接通信可能に。問題の診断および解決を数分以内で実施できるようになりました。
新たなAI搭載ソリューションがパフォーマンス向上とオムニチャネルワークフローの効率化を推進
収益構成の多様化とバイヤーサイドでのリーチ拡大
- CTVの成長は米州地域が牽引し、売上高は前年比13%増加。CTV全体売上の約80%を占めました。レガシーDSPバイヤーを除くと、グローバルCTV売上は前年比18%増加。
- 2026年第1四半期のモバイルアプリ売上は前年比25%以上増加。
- 2026年第1四半期の新興収益²は前年比80%以上増加し、四半期総売上高の約14%を占めました。これには新たに立ち上げたAIソリューションによる収益も含まれます。
- Activateからの広告支出は2025年第1四半期比で3倍以上に成長。バイヤーおよびパブリッシャーが、パフォーマンス、コントロール、透明性を重視した結果となりました。
- 中堅市場向けDSPからの広告支出は、2026年第1四半期に前年比20%以上増加。
- サプライパス最適化(SPO)は、2026年第1四半期に当社プラットフォーム全体の取引活動の56%以上を占めました。
オペレーション優先戦略が収益性の高い成長を推進
- インフラ最適化施策および投資により、2026年第1四半期に処理したインプレッション数は約94.2兆件に到達し、2025年第1四半期比で26%増加。
- 処理インプレッション100万件あたりの売上原価は、過去12か月ベースで前年同期比20%減少しました。
財務見通し:
当社の見通しは、現在のマクロ経済および地政学的状況に関連して、一般的な市場環境が大幅に悪化しないことを前提としています。
2026年第2四半期について、当社は以下のように予測しています。
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- 売上高:6,800万ドルから7,000万ドルの範囲(主要DSPバイヤー1社による影響を含む)
- 調整後EBITDA:800万ドルから1,000万ドルの範囲
なお、調整後EBITDA見通しには、主にユーロおよび英ポンドによる為替変動のマイナス影響を織り込んでいます。