2026年8月6日 東京 – AIを活用したリーディングアドテク企業であるPubMatic(Nasdaq:PUBM)は、自律型広告のために設計された、業界初となるカスタマイズ可能なガバナンスフレームワークである先進的なガードレールアーキテクチャを発表しました。Quad傘下のエージェンシーであるRiseは、本フレームワークの初期導入パートナーの一社として参画し、パフォーマンスを重視し、透明性を軸とした視点から、実運用におけるガバナンスのあり方を検証します。本フレームワークにより、広告主とエージェンシーは、自律型AIエージェントによるキャンペーン実行を柔軟に管理できるとともに、あらゆる意思決定について監査可能性と説明責任を確保できます。事後的に追加される従来のガバナンスソリューションとは異なり、PubMaticのガードレールは、キャンペーンの構築・配信を行う基盤に組み込まれており、実行時点でガバナンスを適用します。

本アーキテクチャは、一度設定すればあらゆる環境で利用できるよう設計されています。広告バイヤーが初めてAgenticOSを導入する際には、権限を持つアカウント管理者が自然言語のプロンプトを用いて組織のガバナンスパラメータを設定し、以降のすべてのキャンペーンに適用されるルール、閾値、承認フローを定義します。また、すでにAd Context Protocol(AdCP)を導入している広告バイヤーについては、本フレームワークが独立した検証レイヤーとして機能し、どのAI広告バイイングエージェントが開始した取引であっても、PubMaticのプラットフォーム上で行われるすべての取引を検証します。

この独自アーキテクチャは、以下の5つのステップからなるガバナンスフレームワークに基づいています。

  1. ガードレールの設定:プラットフォームおよび広告バイヤーが設定するガードレール
    すべてのAgenticOSキャンペーンは、二層構造の仕組みで運用されます。PubMaticは、プラットフォーム全体に適用される共通の制約を設定し、すべてのAIエージェントを統制します。その上で、広告バイヤーは、自社の基準に合わせて、予算上限、クリエイティブ承認要件、配信先の許可リスト、オーディエンスの制限などのポリシーを設定できます。
  2. 初期設定の構成:ビジネスルール
    AIエージェントは、キャンペーン開始前に広告バイヤーが設定した「ビジネスルール」を引き継ぎます。これには、ターゲティング、配信ペース、クリエイティブ選定などの標準設定が含まれます。これにより、設定作業を効率化しながら、必要に応じて個別に設定を変更することも可能です。
  3. AIエージェントへの権限付与:事前承認済みアセットライブラリ
    AIエージェントは、広告バイヤーによる審査・承認済みの広告在庫、クリエイティブ、オーディエンスセグメントのライブラリのみを利用します。これにより、未承認の設定やアセットが実行されるリスクを防ぎます。
  4. 人による意思決定の維持:認証付き承認ワークフロー
    AIエージェントが設定された権限を超える判断を必要とした場合は、人による承認プロセスへエスカレーションされます。承認者にはリアルタイムで通知が送られ、ワンタイムパスコードによる認証を経て承認が行われるため、すべての承認履歴を記録できます。また、あらかじめ代理承認者を設定できるため、特定の担当者に依存することなく運用を継続できます。ブランドセーフティや地域ターゲティングなどの必須設定は常に実行前に確認され、不足している項目がある場合は、解決されるまでAIエージェントは処理を停止します。
  5. すべてを可視化:監査ログとドリフト検知
    AIエージェントのすべての行動について、「何を」「いつ」「どの設定で」実行したのか、また人による承認が介在したかを含めて記録します。さらに、ドリフト検知機能により、AIエージェントの挙動を継続的に監視し、想定された設定から逸脱した場合には早期に検知します。予期しない提案や異常なターゲティング、設定した目的と一致しない判断などが確認された場合は、自動実行されることなく、人による確認対象として通知されます。複数の市場やキャンペーンで大規模な広告予算を運用する企業にとって、このような可視性はAIへの信頼を支える重要な基盤となります。

Quad傘下のエージェンシーであるRiseは、AgenticOS上で初のエージェンティック広告キャンペーンを開始した企業の一つです。Riseのように成果を重視するエージェンシーにとって、ガバナンスはエージェンティック広告の制約ではなく、安心して規模を拡大するための基盤となります。

「透明性と説明責任は、私たちにとって常に譲れない価値です。これらは私たちの業務の根幹であり、お客様との信頼関係を築く基盤でもあります」と、Quad傘下のRiseでGroup Director, Media Investmentを務めるKlaudia Smykowska氏は述べています。「エージェンティック広告を導入するにあたっても、その基準は変わりません。PubMaticが構築したガバナンスアーキテクチャは、自律型広告運用を安心して導入するために必要な、体系的かつ監査可能な仕組みを備えています。」

この先進的なガードレールアーキテクチャは、AgenticOSに搭載されている透明性・説明責任を支える機能をさらに強化するものです。これには、サプライチェーン上で広告費がどのように使われたかを可視化する「Fee Transparency Agent」や、AIがどのような理由で判断を行ったかを説明する「Detailed Reasoning Agent」が含まれます。これらの機能が連携することで、一貫した説明責任の仕組みを実現します。

「私たちは、多くの広告バイヤーと詳細なヒアリングを重ね、エージェンティック広告を安心して拡大するためには、どのようなガバナンスが必要かを検証してきました」と、PubMaticのEVP Product ManagementであるNishant Khatriは述べています。「広告バイヤーから一貫して寄せられたのは、この技術で実現したいこと、必要な管理機能、そしてシステムとして守るべき基準が明確であるということです。この5段階のアーキテクチャは、そうした要望に応えるために設計されました。この基盤をしっかり構築できれば、この技術の可能性は大きく広がると考えています。」

2026年1月に提供を開始したAgenticOSは、これまでに世界中で80件を超える自律型キャンペーンを実施し、10万を超えるWebサイト、アプリ、主要ストリーミングサービスで配信されています。また、4,000件を超えるダイレクトディールを実行しています。AgenticOSは、PubMatic独自のインテリジェンスレイヤーを基盤としており、Sell-Sideで生成される独自のビッドストリームシグナル、ファーストパーティのオークションデータに加え、300社を超えるパートナーとの連携を通じて蓄積されたID、コマース、行動データ、コンテキストデータを活用しています。すべてのキャンペーンで新たなシグナルが蓄積されることで、プラットフォームは継続的に学習し、次のキャンペーンの成果向上につながります。社内データおよびパートナー企業のデータによると、AgenticOSを利用する広告主は、総手数料効率が最大50%向上し、キャンペーン設定時間を最大87%短縮、課題解決までの時間を最大70%短縮するとともに、より質の高いオーディエンスやプレミアム広告在庫において広告成果を向上させています。

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■ PubMaticについて

PubMaticは、AIを活用したリーディングアドテク企業として、デジタル広告のパフォーマンスを提供しています。バイヤー、パブリッシャー、データパートナー、コマースメディアネットワークをつなぐ、インテリジェントかつ統合されたプラットフォームを通じて、より高い透明性、コントロール、効率性を備えた優れたパフォーマンスをもたらします。

2006年の創業以来、PubMaticはプログラマティック広告における主要な進化を先導してきました。OpenRTB取引の初期段階から、AIドリブンの最適化やプライバシーを重視したイノベーションをプラットフォーム全体に組み込むことまで、継続的に取り組んでいます。オムニチャネルでのスケール、実証された信頼性、そして継続的なイノベーションを通じて、PubMaticは、よりインテリジェントで収益性が高く、持続可能なオープンインターネットを構築します。

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