ケーススタディ: IDENTITY HUB

フォーエムが、ウェブパブリッシャーを支援するため、PUBMATICIDENTITY HUBを導入、収益性を改善

PubMaticのIdentity Hub導入後、フォーエムのウェブパブリッシャーの収益性が最大1.5倍上昇。

背景

フォーエムは、2016年4月に設立され、世界13市場17拠点に展開するテクノロジーカンパニーであるAnyMindのグループ企業です。セールスハウスとして、フォーエムはコンサルティングサービスと技術および運用上のサポートを提供することにより、パブリッシャーの収益化向上をサポートしています。フォーエムのパブリッシャーは、プログラマティック広告を収益化向上のために活用しており、重要な収益源となっています。

課題

オーディエンスのアドレサビリティの実現により、プログラマティックのメディアバイヤーがパブリッシャーのオーディエンスを認識することで⼊札が増加し、パブリッシャーは収益性を、バイヤーはキャンペーンのパフォーマンスを最⼤化できます。そのため、アドレサビリティを可能にする適切なIDソリューションがなければ、バイヤーからの広告費の削減が予想されます。

一時的な猶予にもかかわらず、サードパーティCookieの廃止が間近に迫っており、先進的なパブリッシャーはこれらの業界の変化に先んじる方法を模索しています。フォーエムは当初、業界をリードするIDパートナー管理ソリューションを使用してテストを実行していましたが、複数のIDを実装し、パフォーマンスを測定およびレポートする課題に直面していました。

ソリューション

PubMaticのIdentity Hubにより、パブリッシャーはプログラ マティック広告の収益性を改善し、デマンドパートナーは、 アドレサビリティの改善により、キャンペーンのパフォーマ ンスを向上させることができます。

Identity Hubは業界をリードする信頼性の⾼いPrebidにより構 築されており、使いやすいUI、分析、クライアントサポート を備えているため、パブリッシャーはデバイスやプラットフ ォームの制限を受けず、複数のIDを簡易にサポートが可能と なり、バイヤーはパブリッシャーのオーディエンスを認識で き、それに応じて⼊札できるようになります。

フォーエムは、Identity Hubを使⽤し複数の代替IDを迅速かつ 効率的に採⽤し、追加費⽤なしで顧客であるパブリッシャー のプログラマティック広告の収益性を上昇させることができ ました。また、セルフサービスツールの利⽤により、フォー エムはIdentity Hub上で使⽤できる各IDソリューションの有効 性をテストおよび学習することができました。

Identity Hubは、ほとんどのIDパートナーと統合が可能で、現 在、IDソリューションパートナーをさらに追加しています。

数字で見る実績

Identity Hubの導⼊により、フォーエムのウェブパブリッシャーの広告の 収益性とマッチレートに⼤幅な向上が⾒られました。*

1.5x

DSPからの
平均広告⽀出の
上昇率1

4.9x

平均ビッドレー
トの上昇率2

13x

平均マッチレー
トの上昇率3
*2021年9月のデータより
1ID有とID無のクッキー無しのウェブトラフィック(FirefoxとSafari)における収益性(geCPM)**を⽐較した際の、PubMatic経由のID有の場合のID無に対する平均上昇率
2ID有とID無のクッキー無しのウェブトラフィック(FirefoxとSafari)におけるフィルレートを⽐較した際の、PubMatic経由のID有の場合のID無に対するフィルレートの平均上昇率
3ID有とID無のクッキー無しのウェブトラフィック(FirefoxとSafari)におけるマッチレートを⽐較した際の、PubMatic経由のID有の場合のID無に対するフィルレートの平均上昇率
**geCPM: gross eCPMの略で「収益÷総リクエスト数x1000」で算出。収益性を見る指標としてここでは活用