OpenWrap as a Bidder

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By John Martin, Senior Director, Publisher Growth Solutions
June 19, 2024

新たなプログラマティック広告のエコシステムが現在進行形で台頭しています。全体的なシグナルの喪失、特にサードパーティCookieの非推奨化によって、広告主とパブリッシャーは収益源を維持し、適切なオーディエンスにリーチして、最終的に優れたユーザー体験を生み出すための革新的な方法を見つける必要に迫られています。

そうした現状に適切に対応するため、業界が自由に使えるID解決ソリューションとして、代替IDやコンテキストターゲティングをはじめ数多くあります。しかしヘッダー入札は、現代のプログラマティック広告の要であるにもかかわらず、オーディエンスアドレサビリティの未来に関する業界の議論において見落とされがちです。先見の明があるパブリッシャーは、将来を見据えてアドレサビリティ戦略のあらゆる選択肢を検討し、マネタイズを促進し続けられるツールを導入することの重要性を認識しています。

PubMaticは、統合ヘッダー入札ソリューションのOpenWrapでこの分野をリードし、革新的なカスタム管理ツールとパフォーマンス最適化のインサイトをパブリッシャーに提供してきました。それによりパブリッシャーは、すべてのチャネル、フォーマット、デバイス、スクリーンで収益の増加を図ることができます。このソリューションは、コントロール、透明性、イノベーションを促進するPrebid上に構築されています。

当社はOpenWrap as a Bidderをローンチすることで、このソリューションを次のレベルに引き上げることを喜ばしく思います。クライアントサイドのPrebidを設定しているパブリッシャーは今後、OpenWrap as a Bidderを追加することでPrebid Serverのメリットを活用できるようになります。サーバーサイドのPrebidオークションを構築するようなリソース集約型プロジェクトとは異なり、パブリッシャーが実施する必要があるのは追加のSSPを設定することだけです。これはポストCookieの時代には極めて重要です。というのも、Prebid Serverへの移行は低レイテンシー(遅延)と高速オークションをもたらし、クライアントサイドのソリューションはサードパーティCookieの非推奨に伴い、それと同等の価値を持つことになるからです。また、Prebid Serverに移行することで、ユーザー体験が改善され、SEOランキングが向上し、やがてはパブリッシャーのウェブサイトへのトラフィックが増加し、ユーザーがサイトに滞留する時間もより長くなります。

OpenWrap as a Bidderを利用することで、クライアントサイドとサーバーサイドの両方の入札で競争力を高めながら、既存のPrebidサーバーサイドの設定を迅速に構成できます。PubMaticには設定を統合、維持、最適化する専門知識があり、その過程でコストを削減して運用効率を高めます。

OpenWrap as a Bidderがどのように貴社のビジネスの将来性を確保するのに役立ち、アドレサビリティの未来に備えることができるのかについて、ぜひお問合せください。