PubMaticの四半期広告費レポートは、パブリッシャーと広告主の両方に、広告業界の変化するトレンドに関する洞察を提供するために作成されました。2025年第2四半期の広告費データから、主要なデジタルトレンドをご紹介します。
2025年第2四半期、コネクテッドTVの継続的な成長を主な要因として、世界の広告市場は7%の成長を記録しました。プラットフォームの拡大も4月から6月にかけて7%の成長を遂げ、第3四半期に向けて引き続き安定した成長が期待されます。特に「家族&子育て」や「ニュース」といったカテゴリーが顕著なパフォーマンスを見せ、前年同期比で大きく伸びたほか、第1四半期の水準も上回りました。しかしながら、両カテゴリーとも四半期後半には勢いが鈍化しており、初期の急成長の反動から、今後は減速に向かう可能性があります。
テクノロジー&コンピューター は、4月から6月の四半期において全カテゴリーの中で最も高い35%の成長を記録し、先進技術に対するユーザーと広告主の関心の継続を反映しています。キャリアカテゴリーは前年同期比では減少していますが、第1四半期からは大きく回復し、四半期内で26%成長しました。これは、仕事関連コンテンツへの関心の高まりや、雇用市場の勢いを示すものと考えられます。ショッピングカテゴリーも四半期内で25%増加するなど好調で、季節的な小売需要の影響を受けた結果と見られます。第2四半期はショッピング広告主による総広告費のうち23%を占めました。
ペットおよび家族&子育てカテゴリーの広告費は、2025年初頭に急増しました。これは春夏のベビーケア用品やペットフードに対する需要の高まりが背景にあります。前年同期比では非常に大きな成長を遂げたものの、第2四半期末にかけては勢いが鈍化しました。スタイル&ファッションカテゴリーは、第2四半期に春夏コレクションによる季節的な需要の持ち直しがわずかに見られたものの、前年比の成長率はわずか6%にとどまり、4月から6月にかけては27%の継続的な減少を記録しました。これは、慎重な消費者の支出姿勢や経済の不透明感が影響していると考えられます。
PubMaticのデータ解析チームは、同社の最高水準の分析能力を活用して1兆以上のグローバル広告主の入札を毎日分析しています。このスナップショットは、PubMaticが提供する運用データに基づいています。広告主のカテゴリー定義は、IABのコンテンツ分類学のカテゴリーに準拠しています。
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