2017年5月24日 米国カリフォルニア州レッドウッドシティ発 –オープンなデジタルメディア業界にオートメーション・ソリューションを提供するPubMaticは本日、OpenWrap製品のさらなる拡充を行い、業界初のフルサポートのハイブリッドラッパーソリューションを発表しました。OpenWrapは、最も広く使われているオープンソースのコンテナスクリプト(container script)「Prebid.js」を追加することで、クライアントサイドとサーバーサイドによるデマンドのハイブリッド的統合を最適化し、将来にわたって通用するパブリッシャーの広告選定戦略を実現します。

PubMaticのプロダクト管理部門シニアバイスプレジデントであるEvan Simeoneは、「パブリッシャーが、クライアントサイドの統合による現在のマネタイズの拡大か、オークションがサーバーサイドに移行する今後への準備かの二者選択をする必要はもうなくなりました」と語ります。「OpenWrapは、70を超えるデマンドパートナーと数百のDSPにアクセスできる最有力なオープンソースコードであるPrebid.jsを追加し、この二者選択を不要にすると同時に、最も広範囲なアクセスをパブリッシャーに対して提供します。パブリッシャーが今後の成功を確実にするには、収益の最大化とパートナー管理の簡略化を促進するため、ヘッダー入札統合を効果的に最適化できなければなりません」

OpenWrapはPrebid.jsを追加し、パブリッシャーがヘッダー入札戦略を拡充するのに必要な管理ツールを提供します。PubMaticのOpenWrapは、以下を実現します。

  • 既存のjsアダプターやヘッダー統合への投資の活用
  • PubMaticの直観的なUIの活用: タイムアウト設定やPMPディールのサポートといった構成の細かなユーザコントロールによって、すべてのヘッダー入札パートナーを、複雑なカスタムコードなしで効果的に管理できます。
  • 業界をリードするリアルタイム・アナリティクス: 包括的なインベントリ管理に必要なボリューム、レイテンシ、およびマネタイズの指標を備えています。
  • 運用コストを下げつつ広告収益の増大:クライアントサイドとサーバーサイドのハイブリッド的統合を最適化します。

しかもOpenWrapは、短期間で実装が可能です。PubMaticでは、追加料金を必要とせず、ソリューションエンジニアリングチームとアカウントチームによる専用サポートを提供します。そのため、あらゆるパブリッシャーが、マネタイズの改善に向けてヘッダー入札戦略の効果的な最適化を実施できます。

PubMaticの共同創業者でCEOのRajeev Goelは以下のように説明します。「収益管理のテクノロジーは急速に進化しており、各社がそれぞれのペースで前進しています。OpenWrapのハイブリッドアプローチにより、パブリッシャーは、単一のフルサポートのソリューションにより、デマンドのクライアントサイドからサーバーサイドへとマネタイズ戦略を追加費用なしで簡単にシフトできます」

今回のOpenWrapの拡充は、PubMaticが発表した最新のイノベーションです。PubMaticは2017年に、モバイルアプリ向けヘッダー入札も発表しています。OpenWrapは世界中で何十ものパブリッシャーが採用しています。今回発表した包括的なハイブリッドラッパーにより、パブリッシャーは、広告選定を掌握することにまた一歩前進しました。

PubMatic(パブマティック)について

PubMaticは、オープンなデジタルメディア業界にオートメーション・ソリューションを提供する企業です。パブリッシャー向けの優れたオムニチャネル収益管理プラットフォームとメディアバイヤーのためのエンタープライズクラスのプログラマティックツールを特色とするPubMaticのパブリッシャーファーストのアプローチにより、広告主は大規模なプレミア在庫へアクセスすることができます。月1兆近いアドインプレッションを処理するPubMaticは消費者、パブリッシャー、広告主間の有意義なつながりを促進するグローバルなインフラストラクチャーを構築しています。PubMaticは、2006年の創設以来、データとテクノロジーのイノベーションに注力しプログラマティック広告の成長を牽引してきました。PubMaticは米カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を拠点に、世界に11か所のオフィスと6か所のデータセンターを構えています。

PubMaticは、PubMatic, Inc.の登録商標です。その他の商標は、所有者である各社に帰属します。