東京(2020年8月6日)-プレミアムコンテンツクリエーター向けデジタルテクノロジー企業であるPubMatic(本社:米国カリフォルニア、共同創設者兼CEO:Rajeev Goel、以下、PubMatic)は、本日、LiveRamp®(NYSE:RAMP)とのパートナーシップを発表しました。LiveRampの中立的かつ、匿名化された人ベースのIDがPubMaticのPrebidベースのID管理ソリューションであるIdentity Hub を介して利用可能になりました。 Identity Hub は、複数のIDソリューションをシームレスに管理して収益を最大化しようとするパブリッシャーにとって、急速に市場標準となりつつあります。このパートナーシップにより、デマンドサイド・プラットフォーム(DSP)と広告主に優れたオーディエンスのアドレッサビリティ、スケール、そしてパフォーマンスがもたらされます。この統合はオープンウェブ*全体で有効になり、将来的にモバイルアプリ内およびコネクテッドTV(CTV)でも利用できるようになります。パブリッシャーの在庫の収益化が改善されると同時に、デバイスベースのIDへの制限が強化されるCookieの無い未来への道を切り開きます。
今回のPubMaticとLiveRampのパートナーシップにより、日本のパブリッシャーはAuthenticated Traffic Solution(ATS)の利用が可能になり、オープンウェブでインベントリをLiveRampの認証された人ベースのIDと接続ができます。この機能はIdentity Hubを介してアクセスでき、Identity Hub単独、またはPubMaticのオムニチャネルヘッダー入札ソリューションであるOpenWrapにて拡張することができます。また、モバイルアプリ内とCTVでの利用も予定されています。 LiveRampのIdentityインフラストラクチャとATSとの組み合わせによりパブリッシャーのファーストパーティ認証データをマーケターのデマンドに接続し、収益とリーチを向上させるのに役立ちます。同時に、PubMaticのパブリッシャーは、サードパーティのCookieに依存することなく、オムニチャネルにおけるインベントリのマネタイズ向上を実現できます。
業界がサードパーティのCookieやモバイル広告IDの代替案を模索しているため、人ベースのIDは、オーディエンスのアドレッサビリティを実現するための業界標準に急速になりつつあります。LiveRampのアドレッサビリティ&エコシステムのシニアバイスプレジデントであるTravis Clingerは、次のように述べています。
「今年の大半は、サードパーティのCookie廃止が業界の論議の中心となりました。これにより、中立性を維持し、ユーザーエクスペリエンスを維持する、人ベースのIDと相互運用可能なソリューションの必要性が高まりました。大手サプライサイドプラットフォームパートナーの1社であるPubMaticにより、グローバルのチャネル全体でIDソリューションをさらに拡大し、パブリッシャーとバイヤーに価値をもたらしながら、特に消費者に利益をもたらす信頼できるエコシステムを構築できます」
世界中で多くのパブリッシャーがIdentity Hubを採用しています。本製品によりパブリッシャーとバイヤーは、消費者のプライバシーと選択を保護しながら、LiveRampなどの優先IDプロバイダーを使用してプログラマティックに取引できるようになります。 Identity Hubを使用すると、広告主はリーチやコンテキストの関連性、キャンペーンのROIを大幅に向上させることができます。バイヤーはウォールドガーデンのプラットフォームと同様にターゲティングの容易さとスケールにリーチできるだけでなく、チャネルを超えた透明性とコントロール性のあるプレミアムなコンテンツにリーチできるようになります。
PubMaticの日本法人のカントリーマネージャーである廣瀬 道輝は、次のように述べています。
「バイヤーコミュニティにおけるLiveRampの幅広いカバレッジとユーザープライバシーに重点を置いた人ベースのアドレッサビリティを当社のIdentity Hubソリューションを通じて提供できることを嬉しく思います。Identity Hubをご利用のパブリッシャー様はLiveRamp社と追加契約の必要なく Authenticated Traffic Solution(ATS)をご利用頂けます。 LiveRampとの今回のパートナーシップにより、チャネルを超えたバイヤーに非常に高いリーチとユーザーのアドレッサビリティを提供し、パブリッシャーに優れたマネタイズ機能を提供します。これはデジタル広告のエコシステムにおいて、サードパーティのCookieやデバイスIDに代わる選択肢が増えることになり非常に重要です」
Authentication Traffic Solutions (ATS):
LiveRampのAuthentication Traffic Solutions (ATS) により、パブリッシャーは同意されたユーザーデータをLiveRampのIdentityLinkとリアルタイムに照合できます。これにより、オープンインターネット全体で認証されたCookieのない在庫に基づいて、人ベースの広告が可能になります。
Identity Hub:
PubMatic Identity Hubは、パブリッシャーが複数のアイデンティティリューションをシームレスに管理し収益を最大化することを可能にしたPrebidベースのIDソリューション。バイヤーは相互運用可能なソリューションを使用しアドレッサビリティを向上させ、オープンウェブ内外でターゲティング広告を可能にするために必要な精度、プライバシー、およびスケールを達成することができます。
*オープンウェブ:ウォールドガーデンと称される独自のエコシステムを持つプラットフォーム以外のメディア。
PubMatic(パブマティック)について
PubMaticは、広告代理店や広告主により選択されるセルサイド・プラットフォームであることにより、パブリッシャーに優れた収益をもたらします。PubMaticのプラットフォームは、独立系アプリ開発者とパブリッシャーがデジタル広告の収益を最大化できるように支援し、広告主は広告フォーマットやデバイスを問わず、ブランドセーフティでプレミアムな環境において、ターゲットオーディエンスにリーチしエンゲージを高め、ROIを向上させます。2006年以来、PubMaticは効率的でグローバルなインフラストラクチャを構築し、プログラマティックのイノベーションの最先端を走り続けています。PubMaticは米カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を置き、全世界に14カ所のオフィスと9カ所のデータセンターを構えています。
LiveRampについて
LiveRampは、データを安全かつ効果的に活用するためのデータ接続プラットフォームです。 IDソリューションを軸に、比類のないネットワークを提供したLiveRampは、企業とそのパートナーがデータをより適切に接続、管理、有効化して、カスタマーエクスペリエンスを変革し、より価値のあるビジネス成果を生み出すことを可能にします。 LiveRampの完全に相互運用可能な中立的なインフラストラクチャは、世界のトップブランド、代理店、およびパブリッシャーにエンドツーエンドのアドレッサビリティを提供しています。詳細については、www.liveramp.co.jpをご覧ください。
【報道関係者向け問合わせ先】
パブマティック株式会社
マーケティング担当:樋川 e-mail:jp@pubmatic.com
LiveRamp Japan株式会社
担当:今井 e-mail:japanteam@liveramp.com