ガイダンスを上回る売上高および調整後EBITDAを達成

2025年度のCTV収益は、政治広告を除き前年(2024年度)比で50%以上増加

AgenticOSプラットフォームにより、250件以上のエージェント間取引を推進

2025年度の営業活動によるキャッシュフローは8,110万ドルで、前年(2024年度)比10%増加

2025年に410万株の自社株買いを実施、2025年12月31日時点の完全希薄化後株式数の8.1%に相当

AIを活用したリーディングアドテク企業としてデジタル広告のパフォーマンスを提供するPubMatic(Nasdaq: PUBM)は、2025年12月31日締めの第4四半期および会計年度(通期)の業績を発表しました。

PubMaticの共同創設者兼CEOであるRajeev Goelは次のように述べています。

「第4四半期は非常に好調で、CTV、Activate、新興収益源全体で力強い成長を遂げ、AIソリューションのモメンタムも加速しました。今後を見据えると、エージェント型広告(Agentic Advertising)は、PubMaticにとって新たな追い風であり、当社の競争優位性を明確に示す要素となります。これにより、広告主のパフォーマンスが向上し、アドレサブルマーケットが拡大、そして広告予算のオープンインターネットへの流入が一段と進みます。わずか数か月の間に、AgenticOSの導入は急速に進み、250件を超える取引が成立しました。その多くは当社プラットフォームに新たに参加した広告パートナーです。当社は今後も、基盤事業の成長推進、主要施策の確実な実行、そして業界がエージェント型へと移行する中でのリーダーシップ確立に引き続き注力していきます。」

2025年度(通期)の財務ハイライト: 

  • 2025年度の売上高は2億8,290万ドル(2024年度2億9,130万ドル)。
  • 粗利益は1億7,980万ドル(マージン64%)。2024年度は1億9,020万ドル(マージン65%)。
  • 2025年度のオムニチャネル動画からの収益は前年比3%増。
  • 2025年12月31日締めのネット・ドルベース・リテンションは96%。
  • 2025年度のGAAPベースの純損失は1,450万ドル(マージン▲5%、1株当たり損失0.31ドル)。2024年度の純利益は1,250万ドル(マージン4%、1株当たり利益0.23ドル)。
  • 調整後EBITDAは6,160万ドル(マージン22%)。2024年度は9,230万ドル(マージン32%)。
  • Non-GAAPベースの純利益は1,670万ドル(1株当たり0.33ドル)。2024年度は4,250万ドル(1株当たり0.78ドル)。
  • 営業活動によるキャッシュフローは8,110万ドルで、2024年度の7,340万ドルから増加。
  • フリーキャッシュフローは4,620万ドルで、2024年度比32%増。
  • 2025年度末の現金、現金同等物および有価証券残高は1億4,550万ドルで、負債なし。2024年度末比4%増。
  • 2025年12月31日までに、2023年自社株買いプログラムを通じて累計1億8,110万ドルを用い、Class A普通株式1,240万株を買い戻し。プログラムには9,390万ドルの残高あり。

2025年第4四半期の財務ハイライト:

  • 2025年第4四半期の売上高は8,000万ドル(前年同期8,550万ドル)。
  • 第4四半期のGAAPベースの純利益は670万ドル(マージン8%、1株当たり利益0.14ドル)。前年同期は1,390万ドル(マージン16%、1株当たり0.26ドル)。
  • 調整後EBITDAは2,780万ドル(マージン35%)。前年同期は3,760万ドル(マージン44%)。
  • Non-GAAPベースの純利益は1,440万ドル(1株当たり0.29ドル)。前年同期は2,140万ドル(1株当たり0.41ドル)。
  • 営業活動によるキャッシュフローは1,820万ドル(前年同期1,800万ドル)。

PubMaticのCFOであるSteve Pantelickは次のように述べています。
「第4四半期の業績は、PubMaticにとって重要な構造的転換点となりました。当社は売上高および調整後EBITDAの両面で予想を大きく上回りました。政治広告収益および2025年半ばにリファレンスとして示したレガシーDSPを除いた場合、基盤事業(全体の83%)は前年比18%成長しました。四半期全体では、調整後EBITDAマージン35%と堅調なフリーキャッシュフローを実現しています。この成果は、CTV、モバイルアプリ、新興収益といった持続的成長の原動力が拡大したことに加え、コスト管理の徹底とAIによる自動化が運用効率をさらに高めた結果です。今後については、2026年下半期に二桁の売上成長へ回帰し、収益規模の拡大およびAIによる効率化を背景に、利益率の持続的な改善を見込んでいます。」

2025年度の事業ハイライト:

AIインフラがパフォーマンスと競争優位をさらに強化

  • NVIDIAとの複数年にわたる技術協業を通じ、世界最先端のGPUアーキテクチャ上に次世代AIモデルを展開。顧客は以下のような高いパフォーマンスとスピードの向上による恩恵を受けています。
  • 入札応答速度が5倍に向上し、従来のプログラマティックインフラでは不可能だった最適化戦略を実現。
  • オークションタイムアウトを85%削減し、レイテンシーにより失われていた数百万ドル規模の広告支出を回復。
  • サーバーあたりの広告リクエスト処理件数が3倍に増加し、コストを抑えながらインプレッション処理能力を拡大。
  • データセンターラックを5台から1台に統合し、利益率向上に寄与する効率化を実現。
  • Yahoo、LG Ad Solutions、Raptiveなどとともに「Ad Context Protocol」を共同立ち上げ、安全かつ相互運用可能なエージェント間通信の業界標準策定を推進。

AIプラットフォームが業界初のエージェント型AIキャンペーンと顧客採用を牽引

  • CTVにおける初の完全自律型エンドツーエンドAIキャンペーンを実施し、従来比5倍以上のコスト効率化と実際の広告出稿額の増加を実現。
  • 1月に、エージェント間取引のためのオペレーティングシステム「AgenticOS」を正式ローンチ。250件を超える取引が成立し、多くは当社プラットフォームに新たに参加した広告主。
  • 広告主、代理店、パブリッシャー、パートナーが数週間でPubMaticのAIソリューションを導入できる「Agentic AI Accelerator Program」を開始。すでに約100のブランド、代理店、ストリーマーが参加を申請しており、その多くは新規または追加の広告主。

AI搭載ソリューションが利用拡大、増分収益、業務効率化を推進

  • オープンインターネット全体を対象に、発見・キュレーション・アクティベーション・最適化を統合するAI搭載バイイングプラットフォームをローンチ。バイヤーに透明性、コントロール、パフォーマンスを提供するエンドツーエンドのプログラマティックワークフローを実現。
  • パブリッシャー向けにAI分析および収益最適化ソリューションを展開。実用的なインテリジェンスを提供し、CPMを平均20%以上向上。現在、当社プラットフォーム上のパブリッシャーの約10%がPubMaticのAIソリューションによる収益を得ており、PubMaticにとっても追加的な収益源となっている。
  • ワークフローを自動化し、生産性を高め、メディアバイヤーおよびパブリッシャーのキャンペーン成果を改善するため、20を超える運用支援AIエージェントを追加。
  • AI搭載エンドツーエンドプラットフォームが、手動業務を大幅に削減しながら高い複雑性に対応。キャンペーン設定時間を87%短縮し、問題解決時間を70%短縮。

オムニチャネルプラットフォームが主要成長分野で収益を牽引

  • 政治広告を除く2025年度のCTV収益は前年比で50%以上増加。
  • グローバルの主要ストリーミングコンテンツパートナーを新たに複数追加し、世界上位30社のうち28社と提携。
  • 政治広告を除くオムニチャネル動画(CTVを含む)収益は前年比17%増となり、総収益の39%を占める。

新興収益源が拡大

  • 新興収益(新たに導入されたAIソリューションを含む)は前年のほぼ2倍となり、総収益の約10%を構成。
  • Activate経由の広告支出は2025年に3倍に拡大。広告主とパブリッシャーがパフォーマンス、コントロール、透明性を重視する動きが拡大。
  • 2025年末時点で、Connect上のデータパートナーは250社を超え、オーディエンスキュレーション、ターゲティング、効果測定を支援。

バイヤーサイドでのリーチを拡大

  • サプライパス最適化(SPO)は、プラットフォーム全体の55%以上を占め、2024年の53%から拡大。
  • レガシーDSPに依存しないデマンドミックスを拡充し、2025年に新たに50社のDSPパートナーを追加。
  • 2025年第4四半期には、パフォーマンスマーケターおよび中堅DSPからの広告支出が前年比30%増加し、第3四半期の25%増から加速。

新たなパートナーシップによりビジネス機会を拡大

  • Google AdMobおよびGoogle Ad Managerと提携し、モバイルアプリ向けにOpenWrap SDKを統合。これにより、広告バイヤーはログインユーザー基盤とブランドセーフな在庫に直接アクセス可能に。
  • Kontextと提携し、AI搭載の会話型インベントリへのプログラマティックアクセスを開放。これにより、広告主は信頼性と透明性の高いプログラマティックワークフローを通じて、チャットボットや生成AI環境内でAIネイティブ広告をスケール可能に。
  • BrightLineと提携し、インタラクティブCTV広告をプログラマティックに提供開始。広告主はエンゲージメントを購買成果と直接関連付けることが可能となり、CTVを計測可能なパフォーマンスチャネルとして拡大。

2025年度の重点施策が収益性の高い成長を牽引

  • インフラ最適化と投資施策により、2025年の処理インプレッション数は約336.8兆件に達し、2024年比28%増加。
  • 100万インプレッションあたりの売上原価は、過去12か月比で20%減少。
  • ビジネス全体で生成AIの導入を拡大。2025年下半期には、新たに開発されたコードの40%以上がAIによって生成され、生産性の向上と市場投入までの期間短縮を実現。
  • 組織全体にAI自動化を導入し、生産性と運用効率を向上。これにより主要成長分野への投資をさらに加速。2025年の全世界従業員数は2024年と比較してわずかに減少。

財務見通し:

当社の財務見通しは、現在のマクロ経済および地政学的状況に関連して、一般的な市場環境が大幅に悪化しないことを想定しています。

2026年第1四半期について、当社は以下のように予測しています。

  • 売上高:5,800万ドルから6,000万ドルの範囲(主要DSPバイヤー1社の影響を含む)
  • 調整後EBITDA:マイナス50万ドルからプラス100万ドルの範囲(主にユーロおよび英ポンドによる為替のマイナス影響を想定)