ガイダンスを上回る売上高と調整後EBITDAを達成

CTVを含むオムニチャネル動画の売上高は20%増加し、総売上高の40%に相当

CTVの売上高は前年比50%超の成長

サプライパス最適化は事業活動全体の55%以上に相当し、過去最高を記録

デジタル広告の未来のサプライチェーンを提供する独立系テクノロジー企業であるPubMatic, Inc.(Nasdaq: PUBM)は、2025年3月31日締めの第1四半期の業績を発表しました。

PubMaticの共同創設者兼CEOであるRajeev Goelは以下のように述べています。

「第1四半期の業績には満足しており、当社の事業における継続的な成長分野に牽引され、売上高と純利益の両方でガイダンスを上回りました。製品イノベーションとGTM(市場投入)チームへの継続的な投資により、基盤事業は前年同期比21%増となり、その勢いは4月にも続いています。私たちは、現在の環境がプログラマティックとAIドリブンのソリューションへの移行を加速させるきっかけになると確信しています。インベントリとデータの経路により高い透明性およびパフォーマンスを求める広告主からの需要が増加し続けるなか、セルサイドのアクティベーションは、オープンインターネット全体で好ましいモデルとして台頭しています。PubMaticは、サプライチェーン全体に価値を生み出しながら、この変革の最前線に立っています。」

2025年度第1四半期の財務ハイライト:

  • 2025年第1四半期の売上高は、6,380万ドル(前年同期6,670万ドル)。
  • 2025年3月31日締めの12カ月間における売上継続率は102%(前年同期で比較可能な12カ月間は106%)。
  • 2025年3月31日時点の現金、現金同等物、有価証券の総額は1億4,410万ドルで、負債なし。

事業ハイライト: 

オムニチャネルプラットフォームが主要な安定成長分野で収益を牽引

  • CTVからの収益は前年比50%以上の成長。PubMaticはストリーミングパブリッシャー上位30社の80%と提携。
  • CTVを含むオムニチャネル動画からの収益は前年比20%増で、総収益の40%を占める。

PubMaticのセルサイドプラットフォームは引き続き成長し、高パフォーマンスを実現

  • サプライパス最適化は、Activate、CTV Marketplace、および強力なセルサイドターゲティング機能により、2025年第1四半期の当社プラットフォームにおけるアクティビティ全体の55%以上を占め、前年同期の50%から増加。AdExchanger主催の2025 Programmatic Impact Awardsにおいて、当社はActivateのパフォーマンス向上効果が評価され、The Supply Path Optimization (SPO) Awardを受賞。
  • パフォーマンスマーケティングを専門とする中堅DSPの活動は、前年比で約3倍に増加。これらのバイヤーは、プレミアムサプライ、アドレサブルオーディエンス、フルファネルのセルサイドソリューションへのアクセスを優先し、PubMaticでの広告支出を急速に拡大。
  • PubMaticのオーディエンスキュレーションツールを利用しているパブリッシャーは、広告バイヤーの多様化とCPMの上昇により、広告収入が最大10%増加。

アップグレードされた生成AI搭載バイヤープラットフォームをリリース

  • 独自のサプライサイドインテリジェンスとAI搭載バイイングツールを組み合わせたエンドツーエンドのプラットフォーム。広告主、代理店、キュレーターに効率化と優れた成果をもたらし、オーディエンスとインベントリの発見、予測からキュレーション、アクティベーション、パフォーマンス最適化まで、メディアバイイングプロセスのあらゆる段階を効率化。

自社が所有し、運営するインフラが運用効率を向上

  • インフラ最適化の取り組みと絞り込んだ設備投資により、2025年第1四半期の処理インプレッション数は約75兆インプレッションとなり、2024年第1四半期から29%増加。
  • 処理された100万インプレッション当たりの売上原価は、12カ月累計で前期比20%減少。

PubMaticのCFOであるSteve Pantelickは以下のように述べています。

「第1四半期の業績は好調で、調整後EBITDAは36四半期連続で黒字でした。下半期に向けては、基盤事業に見られる力強いモメンタムに加え、市場開拓とイノベーションへの投資により、当社の基盤収益は15%以上の成長を続けると予測しています。さらに当社は、収益性とバランスシートを維持しながら、急成長しているプログラマティック事業への投資を継続できるよう、慎重な事業計画を実施しました。この計画と当社の堅実なビジネスモデルを組み合わせることで、現在の環境をうまく乗り越え、将来の市場シェア拡大に向けて有利な位置につけると確信しています。」

財務見通し:

当社の財務見通しは、現在のマクロ経済および地政学的状況に関連して、一般的な市場環境が大幅に悪化しないことを想定しています。

2025年第2四半期について、当社は以下のように予測しています。

  • 2024年半ばにオークション手法を変更したDSPトップバイヤーの影響を含め、売上高は6,600万ドルから7,000万ドルの間となる見込み。
  • 調整後EBITDAは900万ドルから1,200万ドルの範囲で、中間値で約17%のマージン。調整後EBITDAは、主にユーロおよびポンド建て費用による為替の悪影響を想定。