東京(2022年4月12日)-デジタル広告にて優れた成果をもたらすセルサイド・プラットフォームを提供するPubMatic, Inc.(NASDAQ:PUBM、以下、PubMatic)は、同社のPrebidベースのID管理ソリューションである「Identity Hub」と、

国内最大級パブリックDMPを提供するデータプラットフォームカンパニーの株式会社インティメート・マージャー(本社:東京都港区、代表取締役社長:簗島 亮次、以下IM)が提供する3rd Party Cookie を利用せずに、異なるドメイン間で3rd Party Dataを連携する共通IDソリューション「IM Universal Identifier(以下IM-UID)」を連携したことを発表しました。

昨今、Webユーザーのプライバシー保護の高まりとともに、欧州では「GDPR(EU一般データ保護規則)」や「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」などによるデータ収集・活用の規制強化が行われています。また、AppleのブラウザであるSafariは2020年3月にITP(Intelligent Tracking Prevention)のアップデートにより3rd Party Cookieはブロックされるほか、GoogleはChromeでの3rt Party Cookieサポート終了を2023年に延長することを発表しましたが、実施自体には変わりはない方針を発表しています。これらの影響により、インターネット広告における広告配信や効果計測において、これまで活用されてきた3rd Party Cookieに代わる対策が早急に必要とされています。

これらの対策として、IMでは3rd Party Cookieに依存しない共通IDソリューション「IM-UID」を2020年12月より提供開始し、さまざまなDSPやSSP企業に向けて技術提供を行ってまいりました。そしてこのたび、新たにPubMaticの提供するPrebidベースのID管理ソリューションである「Identity Hub」との連携を開始しました。

この連携によって、PubMaticの「Identity Hub」を利用するパブリッシャーは、開発工数を割くことなくPubMatic UI上の設定で「IM-UID」を有効化し、同社のヘッダー入札ソリューション「OpenWrap」やPrebidに含まれるビッダーに受け渡すことができるようになります。

PubMaticは今後も、プログラマティック広告におけるポストCookie時代のデジタル広告のエコシステムにおいて、3rd Party CookieやデバイスIDに代わる選択肢を提供し、業界に貢献してまいります。

Identity Hub:

PubMaticの Identity Hubは、パブリッシャーが異なる複数の代替IDをシームレスに管理し、ポストCookie時代の収益の最大化を可能にしたPrebidベースのID管理ソリューションです。バイヤーは、Identity Hubを通して有効化された代替IDを識別することでアドレサビリティを向上させ、オープンウェブにおけるキャンペーンマネージメントに必要な精度、プライバシー、およびスケールを達成することができます。

インティメート・マージャーについて(https://corp.intimatemerger.com/)

「世の中のさまざまな領域における、データを使った効率化」をミッションに掲げ、国内DMP市場導入シェアNo.1(※1)のデータ活用プラットフォーム「IM-DMP」を保有するデータマーケティングカンパニー。約4.7億のオーディエンスデータ(※2)と高度な分析技術を掛け合わせたデータ活用プラットフォーム「IM-DMP」の提供・構築支援、データ活用に関するコンサルティングサービスを提供しています。また、プライバシー保護に関する取り組みとして、一般社団法人 日本経済団体連合会が掲げる「個人データ適正利用経営宣言」に賛同しています。今後はSales TechやFin Tech、Privacy TechなどのX-Tech領域に事業を展開し「データビジネスのプロデューサー集団」を目指します。

※1出典元:「DataSign Webサービス調査レポート 2021.2」

※2⼀定期間内に計測された重複のないブラウザの数を⽰します。多くの場合、ブラウザの識別にはCookieが利⽤され、⼀定期間内に計測された重複のないCookieの数のことを⽰します。

PubMatic(パブマティック)について

PubMaticのセルサイド・プラットフォームは、オープンインターネット上の世界有数のデジタルコンテンツクリエイターの在庫へのアクセスをコントロールし、マーケターがROIを高め、広告フォーマットやデバイスを超えてアドレサビリティのあるオーディエンスにリーチできるようにすることで収益化を向上させるものです。2006年の創業以来、当社のインフラストラクチャー主導のアプローチにより、リアルタイムでのデータの効率的な処理と活用を可能にしてきました。スケーラブルで柔軟なプログラマティック・イノベーションを提供することで、お客様の成果を向上させるとともに、活気と透明性のあるデジタル広告のサプライチェーンを支援しています。