ヘッダー入札の採用、モバイルのマネタイズ、動画への支出が牽引し、売上および利益、フリーキャッシュフローが増大
本資料は、2017年1月25日に発表された報道資料の抄訳です。
2017年1月25日 米国カリフォルニア州レッドウッドシティ発
オープンなデジタルメディア市場にオートメーション・ソリューションを提供するPubMaticは本日、2016年業績を発表しました。当社の10年の歴史で最高レベルの売上、利益、フリーキャッシュフロー(余剰資金)が達成され、調整後EBITDAマージンは30%を越えました。PubMaticは2016年、4年連続となる営業黒字(調整後EBITDAに基づく)を達成し、常勤者(FTE)あたりの営業利益は現在、アドテク業界の最高レベルになっています。こうした好調の主な要因としては、ヘッダー入札の採用の増加、モバイルと動画のマネタイズの拡大、そして、顧客満足度のためのPubMaticの新たな取り組みが挙げられます。
PubMaticは2012年にヘッダー入札技術を世界にローンチしましたが、今では、PubMaticが扱う全インプレッションの75%以上をヘッダー入札が占めるようになりました。PubMaticのヘッダー入札技術を利用したパブリッシャーの多くが、CPMを50%以上向上させています。最近発表した2016年の「Quarterly Mobile Index」(QMI)にあるように、プライベート・マーケットプレイス(PMP)やヘッダー入札といった高度なモバイルマネタイズ戦略の結果、PubMaticのモバイルeCPMの平均は前年と比べて、モバイルウェブで30%以上、モバイルアプリで16%以上、上昇しました。その結果、PubMaticが扱ったインプレッションの75%がモバイルデバイス経由になり、また、2016年第4四半期の広告支出の25%以上を動画広告が占めることとなりました。
PubMaticの共同創設者兼CEOであるRajeev Goelは以下のように述べています。
「当社はセルサイドのデジタルメディア業務に取り組んで、パブリッシャーとアプリ開発者が広告選定をコントロールできるようにしています。ヘッダー入札と、それに付随するラッピング技術が、バイヤーへのアクセスの増大と競争力の高いCPMを通じて、需要の価値を最大化するのです。PubMaticのUnified Ad Server技術の実装により、プログラマティックと直販の各販売チャネルが、オーディエンスへのアクセスをリアルタイムで競争できるようになります。そのようにして当社は、パブリッシャーが自らの資産のコントロールを取り戻す戦略を支援しています」
2015年後半、PubMaticはその戦略をプレミアムパブリッシャーにシフトさせました。そして、企業の顧客関係におけるロイヤリティ測定の手段であるネット・プロモーター・スコア(NPS)調査を四半期ごとに行うなど、顧客満足度のための新たな取り組みを実施しました。その取り組みは2016年を通して着実に結実。Inaveroによると、第4四半期におけるパブリッシャーのNPSは、B2Bサービスプロバイダーの全カテゴリーのベンチマークを上回るものでした。
2016年後半、PubMaticは包括的な収益管理プラットフォームSEVENを発表しました。SEVENによって、パブリッシャーはデジタル資産の完全なコントロールを手に入れ、メディアバイヤーは検証されたオーディエンスと質の高い在庫を、スクリーン、チャネル、フォーマットを超えて大規模に購入できるようになります。SEVENの発表の際、PubMaticはその一翼を担うUnified Ad ServerとOpenWrapを発表しました。このOpenWrapでPubMaticは、自社のエンタープライズレベルのラッピングソリューションを支えるラッビングタグをオープンソース化し、デジタル広告のエコシステムで透明性と公正性を推進・サポートするという約束を果たしました。PubMaticのOpenWrapとUnified Ad Serverは、ヘッダー入札の急速な普及に続く、パブリッシャーによる広告選定の次なる展開と言えます。
PubMaticはこの1年間に、新たなパートナーシップを世界中で結んできました。具体的には、Gruner+Jahr e|MS、Tencent Online Media Group、Hemnet、Web Financial Group、Proxama、Mediekompaniet Adaptなどとのパートナーシップやその拡大を実施しました。また、「パブリッシャー・マネタイゼーション研究会」(パブ研)と協力し、日本国内外のパブリッシャーによるアライアンス「Japan Publisher Alliance on Digital(J-PAD)」を発足させました。これは、限定されたプライベート・マーケットプレイスによる在庫へのアクセスを、PubMaticのSEVENを通じてブランドに提供する取り組みです。
PubMaticは2016年、収益が2012年から236%増大し、Deloitteによる「テクノロジー Fast 500」に5年連続で選ばれました。
PubMatic(パブマティック)について
PubMaticは、オープンなデジタルメディア業界にオートメーション・ソリューションを提供する企業です。パブリッシャー向けの優れたオムニチャネル収益管理プラットフォームとメディアバイヤーのためのエンタープライズクラスのプログラマティックツールを特色とするPubMaticのパブリッシャーファーストのアプローチにより、広告主は大規模なプレミア在庫へアクセスすることができます。月1兆近いアドインプレッションを処理するPubMaticは消費者、パブリッシャー、広告主間の有意義なつながりを促進するグローバルなインフラストラクチャーを構築しています。PubMaticは、2006年の創設以来、データとテクノロジーのイノベーションに注力しプログラマティック広告の成長を牽引してきました。PubMaticは米カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を拠点に、世界に11か所のオフィスと6か所のデータセンターを構えています。
PubMaticは、PubMatic, Inc.の登録商標です。その他の商標は、所有者である各社に帰属します。
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Sr. Director, Marketing Communications | PubMatic
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