オムニチャネルのデジタル広告バイイングの未来はプログラマティックであり、逆もまた然りです。マネタイズ戦略を改善するため、ヘッダー入札とラッパーソリューションに目を向けるパブリッシャーは増えていますが、新しいフォーマットやプラットフォームにおける基本的な利用行動は十分に理解されていません。PubMaticはAdvertiser Perceptionsに依頼し、米国のパブリッシャーとアプリ開発企業150社を対象に、ラッパー技術をフレームワークに組み込む際の課題と機会について調査しました。
パブリッシャーはオムニチャネル対応のラッパーを求めている
大部分のパブリッシャーはデスクトップとモバイルウェブのインベントリーにヘッダー入札とラッパーを使用していますが、アプリ内やコネクテッドTV(CTV)における広告のマネタイズはまだ初期段階にあります。新しいプラットフォームは、これらのより複雑な設定に独自の技術的課題をもたらします。ラッパー導入の主要な課題となっている社内の開発リソース不足もあり、前進することに二の足を踏んでいるパブリッシャーもあります。
今回の調査によれば、オムニチャネルのパブリッシャーがラッパーの利用によって得られるメリットのトップ3はマネタイズの改善、需要最適化の改善、効率性の改善でした。私たちはマネタイズのパフォーマンスをあらゆるソリューションの必須条件と捉えていますが、需要への広範かつユニークなアクセスを提供することはサプライパスとインベントリーの最適化を促します。
ラッパーパートナーを選ぶための重要な基準
今回の調査によれば、オムニチャネルパートナーを選ぶ際の判断基準は、全体的なマネタイズが本当に改善するかどうかです。これは最低限の条件であり、オムニチャネルのパブリッシャーはさらに、レポーティング/データ分析、ワークフローの簡素化、カスタマーサービス、導入の容易さと拡張性といった基準を重視しています。
パブリッシャーはオープンソースのソリューションを好みます。最もスケーラブルな選択肢であり、大規模なアドテクコミュニティによって作られているというコードの性質上、透明性と柔軟性に富んでいるためです。3分の2のパブリッシャーがオープンソースのラッパーを採用しており、すでにデスクトップ、モバイルウェブ、その他のスクリーンタイプ(アプリ内、CTVなど)のマネタイズにラッパーを用いているパブリッシャーは、オープンソースを採用または今後のセットアップに向けて検討している割合がさらに高くなっています。
最も多くのパブリッシャーに選ばれているのは?
オムニチャネルのパブリッシャーが最も利用しているのは、サーバーサイドに統合されているGoogle Open BiddingとAmazon Transparent Ad Marketplace(TAM)のラッパーです。独立したラッパーではPubMaticがリードしており、オムニチャネルのパブリッシャーの33%がオープンソースのコードで動作するPubMaticのOpenWrapを利用しています。オムニチャネルのパブリッシャーの約30%はIndex ExchangeのラッパーまたはPrebidを利用しています。後者は最も一般的なオープンソースソリューションです。
パブリッシャーがこれら、または他のオムニチャネルラッパーソリューションを検討する際は、より優れたPMP機能、オムニチャネルの大きな需要、ファーストパーティデータの優れた保護はもちろん、パートナーシップに関する助言も提供できるパートナーを探すことが重要です。
Advertiser Perceptionsのデータやインサイトをもっと詳しく知りたい場合は、調査レポート「The State of Omnichannel Wrapper Solutions: US Market Landscape Study.」の完全版をダウンロードしてください。
PubMaticが提供できるヘッダー入札、ラッパーソリューションの支援については、弊社のOpenWrap Solutionsページをご覧いただくか、直接お問い合わせください。