出身は?
インドの西部にあるマハーラーシュトラ州のパルバニー県で育ち、義務教育を受けました。その後、高いレベルの教育機関が立地することから「インドのオックスフォード」と呼ばれる同州の都市、プネに大学進学のために移りました。プネはニューデリーやバンガロールより知名度は低いですが、IT企業の「東のシリコンバレー」とも言われています。このプネに、開発部門が置かれているPubMaticのオフィスがあります。
日本語を勉強したきっかけは?
大学3年生の時に、当時、彼女であった今の奥さんが日本語のクラスを選択したので、私も興味をもち勉強を始めました。奥さんは、日本のアニメをインドのテレビ番組で見たことをきっかけに、勉強を始めたようです。実は、プネはインドで最も日本語教育が盛んな都市で、インドで日本語能力試験を受講する生徒が最も多いそうです。インド以外でも、宮崎にホームステイし、文化を学び、日本語のスキルを磨きました。
PubMaticに入社する前の仕事は?
大学院卒業後、プネの印日協会で勉強を続け日本語能力試験の2級に合格し、短期間ですが日本語の講師かつ通訳として働いていましたが、日本語能力を生かせる仕事をしたい考え、チェンナイにあるAmazonに入社し、Kindleでの日本語のeBook互換性をチェックする仕事を1年ほど担当していました。その後、バンガローに転勤になり、Amazonのアップストア向けの日本語のアプリのテストを行う部署に異動しました。そこで、日本で大人気のパズドラなどのゲームアプリのテストも担当しました。
PubMaticに入社したのはいつ?
Amazonのバンガローのオフィスでは、責任範囲が日本だけでなく、イタリアなどのアプリのテストも担当するインターナショナルチームのマネジャーに昇格し、日本や世界各国のオフィスのチームとコミュニケーションする機会に恵まれ仕事は充実していたのですが、大学時代を過ごしたプネに戻りたいと思う気持ちが芽生えました。そこで、転職活動を始めたところ、日本のお客様向けオペレーションを担当するPubMaticの仕事に巡り合い、縁があり2014年に入社し、プネのオフィスで働き始めました。はやいもので、今年の10月で5年目を迎えました。
現在の仕事内容は?
2015年にPubMaticの日本オフィスに異動となり、アカウントマネージャーをサポートしつつ、ラッパーやprebidのインテグレーションの設定を行い、アカウントの分析や最適化を提案するカスタマーサクセスオペレーションの仕事を現在は行っています。次のステップのために、より技術的なスキルや知識が必要となるソリューションエンジニアを目指し、最近トレーニングを始めました。
PubMatic Japan新しい仲間を募集していますが、アピールできる点は?
私は、PubMaticの日本オフィスでは唯一の外国人ですが、オープンな人ばかりなので、日本オフィスのチームとスムーズに溶け込むことができました。異動したばかりのときは、引越しも手伝ってもらい、日本への移住に必要な手続きもサポートしてくれて、とても家族的な雰囲気です。そのため、日本語と英語の能力があれば、日本国籍以外の方も、チームの一員として参加できると思います。外国人の方もぜひ、応募をお待ちしています。
今、仕事以外で夢中になっていることは?
大学で英文科専攻だったこともあり、文章の執筆に元々興味があるため、英語や母国語であるマラーティー語でショートストーリーや脚本を書くことが趣味です。興味があったら、こちらが私のショートストーリーを投稿しているブログなので、ぜひ読んでみてください。
また、私は、「リトルインディア」と呼ばれる西葛西にあるインド人のコミュニティに参加しているのですが、そこで開催する演劇の脚本を担当し、出演もしています。日本に住む同郷の人たちと作り上げるプレイは、とても楽しいです。
お客様にお伝えしたいことは?
PubMaticのプリンシプルは、「Stand behind publishers: パブリッシャーの支援を行う」ということです。今の日本のチームメンバーは各個人がプロフェッショナルな経験とスキル持ち、少人数ですがファミリーのようなチームワークで、日本のお客様にベストサポートを提供させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。